目次
プロフィール
表参道のスタジオとリハビリ施設で月200セッションを行っている経験から、「私スタイル」と「自信」が自分を好きになる鍵だと考えている。そのために、自分のコンプレックスを認め、自分の骨格を明確にし、自分のカラダと思考をリノベーションしていくことが必要。痩せる=キレイからの卒業を促し、畳1枚のスペースで変化を生み出す再現性のあるメソッド、リノベーションボディの構築に力を注いでいる。カラダをリノベーションして、あなたの人生再起動!
ストーリー
1986年8月22日生まれ。
北海道函館市出身、東京都在住。
資格だけでは通用しない日々
大学の健康スポーツ学科を卒業後、接客を重んじる地域密着型のスポーツクラブで、インストラクターの仕事に従事。運動指導や店舗経営に携わるなか、学生時代に取得した資格を活かし、パーソナルトレーナーとしての活動も行い始めます。
マシントレーニングや糖質制限をメインにダイエット指導を行うなかで、体重は減っても「足を細くしたい」「足のラインをキレイにしたい」「姿勢を良くしたい」などの要望を満たすことができない壁にぶつかります。
“痩せる=キレイ”という固定観念を持ち、パーソナルトレーナーという資格に過信していた自分に気づくきっかけでした。
また、実家に帰省しても、マシンがなければ家族に何も教えることができない自分に、違和感を感じ始めます。
過信→悩み→勉強の日々
過信から目が覚め、お客様の悩みを解決するために様々なセミナーに参加し始めます。
そんなとき、美姿勢・美脚スペシャリストチームに出会います。そのチームに在籍し、骨格ラインを整え、美しい引き締まった身体のラインを作りあげる方法を学び、目からウロコの学びの連続でした。
学ぶだけでなく自分自身でも実践しながら、気になっていたO脚や「猫みたい」と言われるほどの猫背を改善。また、スポーツクラブでも、色々なお客様に声をかけ実践、実践、実践の日々。
その結果、マシンを使わず、自重のエクササイズでお客様のスタイルを変えることが評判となり、他のトレーナーを抑えて店舗No.1の売り上げを獲得。
しかし、スタイルを変えることができても、「風邪引きやすいんです」「すぐ頭痛がして」などの体調へのアドバイスができない”という新たな悩みに直面します。
痩せるためだけでなく健康になるための栄養学を取り入れる必要性を感じたのがこの時です。
願えば叶うもので、ご縁があり身体の本質を広める活動をしている方と出会い、本格的に栄養学と生理学を学び始めます。
身体の仕組みと栄養のつながりを深めていくうちに、お客様に炭水化物制限などを勧め、栄養について知った気でいた自分を反省し、セッションの内容を改め、身体の仕組みと栄養の話を取り入れた内容にチェンジ。
スタイルだけでなく、体調の変化も出ることが評判となり、トップの成績を安定して維持。
フィットネス業界の常識と本質のギャップ
(退社した日の1枚)
お客様のスタイルや体調を変える勉強をしていくうちに、スポーツクラブで提供しているプログラムや販売している商品に疑問を感じ始めます。
さらに、自分が伝えている内容と、スポーツクラブ側が求めている内容に相違がでてきたため、言いたいことが言えないもどかしさが……。
また、スタイルや健康面に変化を起こすことができても、「腰が痛い」「膝が痛い」など痛みへの経験が不十分で、十分なご案内をすることができないことを痛感し始めたのもこの時期です。
自分一人では環境を変える力もなく、さらなるレベルアップの必要性を感じ、28歳でスポーツクラブを退社することを決意。
その後、ご縁から表参道のスタジオで顧客ゼロの状態からパーソナルトレーナーとして独立。さらに、痛みへの経験を積むためリハビリ施設への勤務も開始しました。
共感することの大切さ
表参道のスタジオではまわりの方々の協力もあり、徐々にお客様が増えていきます。しかし、知識やテクニック主体のセッションを行なっていたため、リピート率が上がらず集客に苦労する日々を過ごす……。
スポーツクラブという人が既にいた環境のありがたさを、とても強く感じました。
さらに、「変えてもらおう」「簡単に、楽に変わりたい」と思っている方が多いことに気づきながらも、嫌われないように遠慮がちに接したため、厳しさを欠いたレッスンに結果もついてこない。
独立した途端、1人という不安から自分らしさも消え……。
必死な思いで先輩たちの真似ばかりしていたとき、ビジネスパートナーである女性から「参考に参考に、真似て真似てばかりしていると、人の気持ちを想像する力が身につかないよ!」と叱咤激励され、お客様の気持ちを考え、『共感することの大切さ』を痛感し、目が覚めました。
“厳しく言う”という優しさ
リハビリ施設では、腰痛やひざ痛のお客様だけでなく、ヘルニアや人工関節、麻痺などの今までに経験したことない症例のサポートを行いながら経験を積ませて頂いています。
また、理学療法士と一緒に仕事をするようになり、「痛み改善できる」という錯覚から目が覚め、このままでは誰の助けにもならないと感じ、リハビリの分野を必死に学ぶようにもなります。
その後、サポートではなく、個別のリハビリを担当するまでスタッフの信頼を集めるようになりました。
リハビリに励む高齢者や、若くして脳卒中になり麻痺が残ってしまったお客様など、1週間で40名弱のお客様と向き合う中で、当たり前に動いているカラダが、当たり前でないことを痛感し、予防の大切さを身を以て体験。健康というものを強く意識するきっかけです。
しかし、人は予防のためには行動せず、痛みを伴わなったときに初めて自分の状態に気づき、行動するもどかしさを感じたのもこの時期です。
そのことから、『大切なことは厳しく言う必要がある』と強く感じるようになりました。
ネガティブで自信がない妻が、大爆発
妻と結婚する前にも重要な経験がありました。
私の妻はとてもネガティブでした、そして自分に自信がない。反対に私はとてもポジティブで、根拠のない自信を常に持っていました。
そんな2人が一緒に生活すると、自分の考えが正しいと思っている私は、妻に対してアドバイスの押し売りばかり。妻がどのような気持ちになっているか? なんて相手の気持ちを考えようとせず、なぜできないんだ!? と自分中心に物事を考えていました。
そんな時、妻が我慢の限界を迎えとうとう大爆発。私はビックリです。まさか、妻がそんな気持ちでいるなんて全く気付きませんでした。そして、ものすごく反省しました。
相手の気持ちを考えないアドバイスはただのストレス。妻をそれをいつも我慢してくれていたのでした。
相手の気持ちを考え、相手のことを受け入れ、そこからでた言葉が本当に相手を思って言っていることだと、身を以て学びました。以前の私は、言った自分に気持ち良くなっているだけで、相手のことを考えていませんでした。
妻からは「自分の気持ちを優先するよりも、人の気持ちを理解する事が大切!」と教えられ、このことから『お客様に寄り添うことの大切さ』を知りました。
妻がいなければ、私は根拠のない自信をいつまでも持ち、人の気持ちに寄り添うことができない人になっていたかもしれません。
自信が人を変える
先にも触れましたが、私の妻はネガティブで、自分に自信がない。
言葉をネガティブに受け取る能力はオリンピックレベルですし、「私なんて……」と試着するのが恥ずかしかったり、褒められても本心に思えないほど自分に自信がない。
でも、その原因も私にあったように感じます。妻のことを受け入れず、自分の主張を通そうとすることが、妻の自尊心をさらに傷つけていたのだと。
できるだけ妻の考えを受け入れ、否定をせず、もし間違っていてもできるだけまずは受け入れる。そして、褒める!
私は誰に対しても言いたいことを言う人だったので、そんなこと考えたこともありません。でも、やりました。最初からうまくいくわけはなく、妻にも何度も注意をされ……でも継続!
そうすると、妻の気持ちにも変化が生まれてきました。試着もバンバンするし、人から褒められても素直に受け止めます。むしろ、まんざらでもない顔をするようになりました。
不思議なもので、小さな自信がたまっていくと人はキレイになります。私が言うのもなんですが、妻はかなりキレイになりました。
あとから妻に聞いてみると、
「自分らしく生きたいけど、自分らしさがわからない」
「変わるのが恥ずかしい」
「何をしたら良いかわからない」
と言っていました。
ただ、それと同時に
「自分を取り戻したい」
「本当はもっとオシャレしたい」
などを思いながら、「自分の欲がおこがましくて言えない」とも言っていました。
変わりたいけど変わり方がわからなかったり、変わるのが恥ずかしかったり。そして、自分の欲に蓋をしてしまったり。おそらく、こういう気持ちの人は多いんだろうなと感じました。
そして、自分らしさや自信をつくるために、パーソナルトレーニングを活用してもらおう!
パーソナルトレーニングは、美意識高い人とか、運動したい人だけが行うものではないと、強く認識し始めた時期です。
変わりたい! に立ちはだかる、知られていない壁
私は、少しでも「変わりたい!」と思っている人に対して、変われるツールとしてパーソナルトレーニングを利用してもらおう! と考えるようになりました。
自身が得たスポーツクラブ勤務・独立・リハビリ施設の経験をもとに、キレイになりながら、カラダの不調が起こらないボディメイク術を提供できるようになりました。
しかし……表参道のスタジオとリハビリ施設で月200セッションを行っていくうちに、“なりたい”カラダと“なった”カラダのギャップがあることに気づき、理想と現実の狭間で苦しみます。
あとで気づいたことですが、私は自分のイメージするキレイや世間がイメージしそうなキレイに、お客様を当てはめようとしていました。これが大きな間違いでした。
そんなとき師の教えから、人それぞれ骨格が違うことを学び、骨格タイプから“なれる”カラダと“なりたい”カラダに違いがでることに気づく。
種が違うんですから、そこから育っていくカラダは違って当然。しかし、私はお客様の特徴を理解しきらずに、世間に受けそうなキレイに当てはめようとしていました。
『骨格というものを認識』しなければ、お客様に本当にあったスタイルを提案することはできなかったのです。でも、これを世間で言っている人はいません。師に感謝です。
あなただけが“なれる”カラダを自信へ
この経験をもとに、お客様のコンプレックスを明確にし、それを改善しながら“なりたい”カラダではなく、“お客様にしかなれないカラダ”を実現する、リノベーションボディ・メソッドを構築しました。
リノベーションボディでは、
・ダイエットしない!
・マシンを使わない!
・糖質制限しない!
を3原則に、『痩せる=キレイ』という考えから卒業していただきます。
「別に痩せたいとは……」という方に対しても、痩せることではなく、自分のカラダと向き合うことを大切にしていただきます。
お客様の骨格と生活スタイルを土台に、自身のコンプレックスを認めながら、まわりの目を気にしなくなる『私スタイル』と『自信』を手に入れて頂きます。
お客様からも、
「自分を好きになることができた」
「前よりも自分を肯定することができた」
「コンプレックスが許容範囲になった。もっと自分に期待したい。」
などのお声を頂いています。
自分のカラダが変わることで、人生が楽しくなったり、生きやすくなったりと、女性の人生を豊かにすることができると確信しています。
私のコンセプトは、
『“美”と“健康”の本質を携帯電話のように当たり前に普及させてい』
です。
実際に携帯電話に流れる情報は、流行りだったり、ビジネスが関わっているものばかりで、本当のことが広まっているとは思いません。
このままでは、収入格差が情報格差になり、情報格差が美と健康の格差になってしまいます。
「美」と「健康」は誰にでも平等であるべきだと私は思います。
お客様に寄り添いながら、その方に必要なステップを1つ1つ提案し、
カラダを変えることだけが目的ではなく、自分を好きになったり、自分のことを認めるなど、人生を前向きに歩むために必要な自信をつけて頂くための活動をしています。
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